紺野機業場

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KAWAMATA KONNO SILK絹の新しい素材 「KAWAMATA KONNO SILK」のご提案 川俣紺野シルク

100年の歴史を背負った絹、
その絹を新しい素材として
ご提案します。

紺野機業場は、大正7年の創業以来、ずっと福島県の山間部にある川俣町で、羽二重(はぶたえ)による軽目の絹を昔からの技法で織り続けています。その絹は薄めの絹で「川俣絹」として珍重されてきました。

絹と言うと普通は、その独特の光沢と肌触りを想像されると思いますが、この絹はまだ精練前の生絹で、少し張りのある、自然の趣を残した絹です。その昔、若冲もこの生絹に絵を描いていた事は有名で、実際に紺野機業場の絹は日本画の修復にも使われています。
いままで卸売りされていたこともあり、あまり目にされることが少なかった生絹を、今回「KAWAMATA KONNO SILK」として広くご提供させていたくこととにしました。
ぜひ、様々な創作活動をされているお客様には、この絹を素材として手にしていただき、新たな作品や製品を生み出していただきたいと思っております。

KAWAMATA KONNO SILKとは = 軽目2匁から6匁の羽二重の絹、オーガンジーの絹

KAWAMATA KONNO SILK を買う

ご自身でKAWAMATA KONNO SILK(川俣紺野シルク)の素材としての手触り、素材感を一度手にして実感してください。
加工前の絹にはセリシンとフィブロインと言う2つのタンパク質があり、加工によってセリシンを取り除き、光沢と独特の肌触りを生みます。KAWAMATA KONNO SILK(川俣紺野シルク)は加工前の絹なので2つのタンパク質を持ち合わせており、それは人間の肌のタンパク質と似ていると言われています。つまり蚕が作ってくれた天然の素材は、とても人に優しい素材なのです。
ただし今まで絹と思っていた絹とは、肌触りに大きな違いがあるのでご購入される場合はKAWAMATA KONNO SILK(川俣紺野シルク)の特徴をよくご理解いただいた上でご注文ください。

メールお申し込み・お問い合わせTEL:024-566-3024KAWAMATA KONNO SILK
(川俣紺野シルク)制の商品を買う
KAWAMATA KONNO SILK とは
生絹
若冲も愛した絹 絹織物屋が提供する昔からあるのに新しい素材
絹の単位重さ 1匁 = 3.75g

匁(もんめ)はシルク(絹)の生地の重さの単位で、約93cm 四方の生地の重さを表します。

発注の単位 1疋(ひき) 幅 約1m × 長さ46m

着物用の反物は 1反が 11m ~ 12m くらいなので、1疋で4反分の長さとなります。

重さ(糸の太さ)により商品になる

蚕が吐き出す糸は、それはそれは細いモノで1 本では織ることができず、数本の糸を寄り合わせて1 本の糸にします。絹織物はその糸の太さによって重さが変わるので、その重さで商品の種類が分けられます。
以下の図(羽二重の重さの図参考)のように川俣紺野シルクはシルクの中でも軽目の絹に当たります。
軽目の中でも更に重さによって種類があり、3〜6匁は一般的に扱いやすい素材で人気もあり、2〜2.75匁は究極の薄さを追求したもので、繊細で扱いが難しい素材と言われています。

織りの種類としてはタテ糸に2本の糸を通して織る「羽二重」と1本の糸を通して織る「オーガンジー」があり、紺野機業場はこの軽目の川俣シルク全般をぬれ横の技によって、継承しています。
オーガンジーは6匁から2.5匁の重さを素材としてご用意しています。

絹は扱いが難しい素材でもありますが、それだけに新たな作品・商品への挑戦として、あらためて手にしていただき、面白さを実感していただきたいと思っています。

織りの種類

羽二重織の
イメージ

タテ糸が2本同時に入る織り方。比較的、一般的な織り方。

羽二重織

オーガンジー織の
イメージ

タテ糸が1本同時に入る織り方。単純に半分になるので、羽二重織より軽くなります。

オーガンジー織

羽二重の重さ

羽二重の重さ

オーガンジーの重さ

オーガンジーの重さ

紺野機業場の技術

大正時代からずっと絹を織り続けている紺野機業場には、100年以上に渡り絹を織り続けられた理由があります。
髪の毛よりも細い糸を広幅で織るために先人たちより受け継いだ「濡れよこ」の技法を用い、一切撚りを入れない絹糸を薄く広幅に織りあげると言う高度な技術を有しています。
この唯一無二の技術を用いて、伝統の川俣絹を現在でも織りあげているのです。

シルクを張った木枠
和紙を張った木枠

KAWAMATA KONNO SILK (川俣紺野シルク)の質感を上記の写真で少しでも感じでていただければです。
和紙にはやわらかい灯りをともす魅力があり、一方、シルクの灯りには透明感からの上品さに魅力があります。
きれいな織り、透明さを表す証拠に十字の光が見えますが、これはタテの糸とヨコの糸がきれいな正方形で織られるため光を乱反射させることなく透過するためです。

紺野機業場の技術

KAWAMATA KONNO SILK の作品

紺野機業場では、KAWAMATA KONNO SILK (川俣紺野シルク)の可能性をあらゆる方向から探っています。
現在はつまみ細工の素材として使われることが多く、多くの作家さんにご愛顧いただいています。その他模型飛行機や家具など着物以外にも様々なところで使用されているこの素材を、まずは知っていただきたいと思います。
KAWAMATA KONNO SILK (川俣紺野シルク)でお客様自身が生み出した作品もぜひともご紹介いただき、こちらでも多くの皆様に公開させていただけると、可能性はどんどん広がるのではないかとワクワクしています。
ぜひとも紹介したいKAWAMATA KONNO SILK (川俣紺野シルク)の作品がございましたら、ご連絡ください。
お待ちしております。

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